英語圏からビジネスモデルの数々をご紹介
James Mudak(ジェームス・マデューク)の講座第29回目でこんなことを言ってます。「検索エンジンは何のためにあるのか御存知かな?マーケターを自称する諸君よ。人々は情報を探しているのである、これを忘れないように。となれば情報をてんこ盛りにしているウェブサイトを上位に表示しなければ、検索エンジンの存在価値がない、いかがかな?」
言いたいことは即ご理解いただけると思います。彼が連呼していることも「コンテンツ、コンテンツ」なのであります。そこでぼくはコンテンツクラブニッポーマックを立ち上げて、無料のコンテンツをさし上げておるわけでありますが、まずはジェームス君のセリフをこちらでお聞きください。52講座の29番目。もう一つ注意を喚起している点があります。それはキーワードをまちがえないことです。ちょうどこの年末年始の休みに新製品をhttp://nippomac.com/に追加したときの状況をお話しましょう。
商品は「ミシン目加工機」です。キーワードも同様です。12月31日にアップ。1月5日にキーワード「ミシン目加工機」で第一ページの末尾にたどり着いています。いやぁ、これってぼくでも新記録です。アレは嘘だったかもしれない、と半信半疑で今朝もチェックしたら8位についています。キーワードをまちがえる、ということはどういうことなのかお話しましょう。
ミシン目加工機=コピー用紙にミシン目を作ります。ミシン目作ってどうすんのよ?ってそりゃぁあなたミシン目から切り離してあちこちへファイルしたり、客先へ郵送したりするために一つの出荷情報を間違いなく複数の記録紙に出力するツールです。業務の詳細に入るとたちまち一冊の本が仕上がるので、こう説明しておきましょう。インクジェットなど複写プリントしないプリンターが普及した結果、従来カーボンコピーしていた伝票を単票に展開して複数回プリントするようにしたもの。
まず知らなければならない点は、皆さんどんな言葉を利用してこの商品を探すか、これです。これがキーワードになります。この商品には二つ名前があり一つはモデル名=LP-117というものです。そもそもそれほど売れる機械ではないので、モデル名をキーワードに検索してくれるとは思われません。これはhttp://nippomac.com/を運営し始めた初期に発見しました。当然のごとく一般名詞で探します。
ところがミシン目加工機LP-117に関して、ミシン目を加工してくれる機械が存在する、という認識が十分に育っているとは思えませんので、問題の根が深いのです。ある機能を満足するマシンができても、ある程度競争相手が出てこないと普及に弾みがつかない理由がここにあります。当然のごとくモデル名をキーワードにすることは間違いです。(ここまではマーケティングの常識でしょう)
じつはモデル名の愛称と言いましょうか、そんな名前も付いています。「きりとれーる」がそれです。動詞「切り取れる」をふざけて発言している、としか思えません。理由は商品の普及度やコンセプトの成熟不足です。以上はキーワードを探索する前にあたりがつきます。いや一つの商品を扱うならこの程度のことが分からないといけません。ですよね?
ここにいたりGoogleのKeyword Toolを見に行きます。使われているキーワードのリストをご覧に入れておきましょう。数字が月間検索件数です。検索数が少ないですよね。これが証明するところは2点、(1) 商品のコンセプトが普及していない、(2) 市場が小さい の2点です。まさしくマイクロニッチの範疇にあります。
ミシン目:6600 | ミシン目用紙:1300 | ミシン目カッター:1300 |
a4ミシン目: 720 | ミシン目入り用紙: 390 | ミシン目加工: 320 |
a4ミシン目用紙: 260 | コピ-ミシン目用紙-:170 | ミシン目を入れる: 170 |
ミシン目カッターダイソー: 110 | ミシン目ロータリー:110 | ミシン目機械:91 |
チケット用紙-: 73
2-3回以前に申し上げたと思いますが、全キーワード合計で月間検索数が10万を越えないと商売としては成立しません。別の言い方をするとそれ単品で扱っても食えない、ということになります。ミシン目加工機LP-117はこれだけ売ろうとしても食えない事務機なんです。それを言えばそもそも単品の事務機で食おうと思ったら、リコー、キャノン、それにエプソンのコピー機、プリンターぐらいしかなくなっちゃいました。メーカーは別の話ですよ。
検索キーワードは13個しかありません。ご覧のようにLP-117も「きりとれーる」もでてきません。ということは製品のアピールをするんだからモデル名を連呼することが正しいSEOである、という表現は間違っています。だれもモデル名で検索していないんですから。
念のため「きりとれーる」で検索してみると、150万件ヒットします。もちろん必ずしも「きりとれーる」をメインのキーワードに据えて、それに願いを託しているサイトばかりではないでしょうが、ただただご苦労様、というわけです。









